VAZIAL SAGA(ヴァジアルサーガ) プレイリポート
「伽羅 神王ランファン」~前編~
伽羅 神王ランファン(難易度 HARD)
初めて難易度HARDでプレイしたときのVAZIAL SAGA(ヴァジアルサーガ)のプレイリポートをお知らせしたいと思います。
今回は、39国の中で「伽羅」を担当してゲームを進めてみたいと思います。
【輪廻系宗教国〔伽羅(カラ)〕世界大戦の緊張が高まる中、国力の低い「伽羅」は、法守国である「華限」に保護を求めた。現時点では「モンバルギ」からの侵攻を抑止できているが……。尚、神王のランファンは、伽羅輪廻教の教祖ではなく、勿論“神”である。】
↑配下武将は4人。内政が弱いことが気になる。双子の才能は貴重。

↑自国「神王ランファン」。情報、収穫、兵力の値がかなり絶望的です。
この国は全国の中でも1,2を争う弱小国です。難易度の珠も5つあり、この国を担当するのが大変だということが予想できます。国力を見てみると、配下は4人、収穫は600、総兵力は480と500人にも満たず。ほぼクリアは不可能な状況からゲームは始まります。3国に囲まれ、そのうち華限という国に従属しているものの、モンバルギという軍事大国に狙われています。
神王ランファンは笑顔で人懐っこいような感じを受けます。
そこから今回の最終戦略目標を決定しました!
第1戦略目標…金はかかっても戦死者数をできるだけ抑えて世界制覇!(がんばるぞ!)
第2戦略目標…はいつくばっても生き残ること。。。
ということで、上記の戦略を達成する為に、短中期的な戦略を立てる必要があります。
まずは短期戦略。伽羅の接している国は全部で3国。序盤は「華限」「ハイネル」「モンバルギ」この3国とうまくやっていかないと滅ぼされてしまいます。
「伽羅」は元々「華限」に従属している立場にあります。従属は支配国にお金を上納して、安全を保障してもらうわけなのですが、攻め込まれる危険性は常にあるわけです。その上、支配国の戦争には有無を言わさず出兵させられ、こちらの意思で撤兵もできません。伽羅の状況から、この従属を続けるのは長期的な内政的成長も見込めず、国を失うリスクが高いと思われます。伽羅の神王ランファンが自らの意思で従属を申し入れたとはいえ、最初のターンで外交方針を早々と変更することにします。
ここでWisderがとった作戦は『同盟結界戦略(Byクラウド様)』という作戦です。 隣接国が全て同盟を結んでいれば、攻め込まれる心配もないし、出兵を強制される心配もない為、内政に力を注げるという戦略となります。
最初の年に、まず「華限」からの独立を宣言します。その後、隣接する全ての国に資金援助をしたうえで、関係を良好にして同盟を調印するに至りました。
↑これが噂の同盟結界。青が自国、緑が同盟国。敵に隣接していないことが分かります。
配下武将が4人しかおらず、内政は武将の数が有利になる部分が多い為、子孫繁栄フェイズでは、法守トウカ(女)の才能〔双子…子孫繁栄フェイズで双子が誕生する。〕を多用して、子孫の数を増やしていきます。
内政フェイズでは、洗脳率を100%に保ち、情報力アップに努めます。開墾も地道に行っていきます。
合戦によって崩れた同盟結界は、翌年の外交フェイズですぐに修正し、同盟結界が崩れないようにしていきます。
すぐに結界補修が行えるように、国力の少ないうちに全ての国と資金援助(国数×金100のため)を行い、同盟を組んでいない国との関係も全て良好としておきます。(仲良し外交戦略)
↑仲良し戦略を始めました!
↑11年後のランファン。情報力には力注いでます!
↑仲良し戦略その後。画面右下の「灯咲」の普通をのぞいて全て良好。
↑収穫率がMAXの1600/1600に!収入を増やすには侵攻しか無くなった!

↑310年頃の国力。兵力は増やさず、他の部分だけに内政力入れてます。
↑317年。軍拡に走ってます。総兵力は1位です。

↑おまけ。情報力が999になると一旦全員半分にリセットされます。 ↑三国志+小二国志のような形になってます。
とにかく内政、外交に力を注ぎ込んでいるうちに、330年ほどになると、国力、兵力はいつの間にか1位になっていました。
ここで、Wisderの操るランファンは、野望の炎がらんらんと燃え始めます。
動き出した笑顔
333年、戦略的に合戦前の時点で確実に勝てる状況になったと判断したため、遂に伽羅のランファンが動きます。被害を最小限に留める為に、今まで同盟結界の中でこつこつ内政、軍備、情報力を溜め込み世界一の兵力を有することになりました。この間33年。少し手間取りましたが準備は整いました。ここでランファンが採った戦略は、現実世界でやったら袋叩きにあうので使えませんが、このゲームで神王ランファンは、あの笑顔をされると他の神王は憎めないんだろうな!と勝手に解釈し今の状況打開に動く戦略をとることにします。
↑同盟破棄直前の武将一覧。ほとんど一族です。
ミル・フラートとの同盟破棄
現在伽羅は3国(氷虎デフィス、ヴェイ・ルース、ミル・フラート)の大国の中に存在する(黒帝シンリュウがトランベルの辺りでまだ存在していますが)小国です。しかし、同盟結界で守られていたため国力は最高値、兵力、情報力も1位です。
外交フェイズでミル・フラートとの長年の同盟を破棄します。

↑緑(険悪)がミル・フラート。北がヴェイ・ルース。東が氷虎デフィス。東南がシンリュウ。

↑名前の左の赤表示が出陣予定者です。
続く行軍フェイズでは一番最後に行軍できるので、ミル・フラートの領地であるハイネルに狙いを定めます。敵に比べ圧倒的な兵力をもって侵攻開始です!
小数の兵力に守られていたハイネルは、圧倒的な兵力の前に野戦前に早々と撤兵します。残った守備兵との攻城戦も瞬く間に勝敗は決し、ハイネルはいともたやすく伽羅の領地となりました。
↑初陣に野戦はありませんでした。この数ターン後に落城しました。

↑支配国が2国になりました!
翌年のハイネルの内政は出来るだけ洗脳率の回復に費やします。外交時、今回は氷虎デフィスに援軍要請をしておきます。
今年の行軍でハイネルを取り返しにくると踏んでいましたが、攻めてくる気配はありません。今が攻め時です。主力を「モンバルギ」、別動兵力を武将不在の「真陽」に向かわせます。
いよいよ戦闘です。
↑モンバルギの兵は兵力差におののき撤退。ランファン自ら出陣しました。

↑今回の戦果!4カ国支配の神王となりました。
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今回は1年で2国を奪うことができたため、4ヵ国を治める神王となりました。これである程度の収入が望めます。
ランファンは一旦国力の立て直しが必要だと感じます。今年は洗脳率回復をメインに対策を講じていきます。そして、外交フェイズである戦略を実行したのです。
交戦中のミル・フラートとの最悪の関係を資金援助によって良好にまで回復させ、更に再同盟を結びます。ミル・フラートがどう思ったのかは解りません。ランファン笑顔の力でしょうか。金のなせる技でしょうか。とにかく結果として伽羅ランファンはこの2年で少ない犠牲で新たに3国を手に入れたのです。ランファンは思いました。『笑顔で調略、スマイル戦略とでも呼びますか…』
↑さっき戦闘していたミル・フラートと仲直り。(青が自国、緑が同盟国)
(役に立つかどうかはおいといて、Wisderの今回とった戦略について)
おまけの独自用語解説
仲良し外交戦略
後々国力が伸びそうな国に早めに資金援助をしておくことで、結果的に外交にかかる金が少なくて済む。
HARDでは、同時に同盟を結べる国の数が決まっている為(あえて今回は非公表)、同盟の前段階である<良好>な関係にしておくという戦略。
資金援助は相手の支配国数×金100の為、最悪の状態から良好にするのにはこれだけ差がある。
10国を支配 10×100=1,000 険悪→普通→良好で3回の援助で計3,000
01国を支配 01×100=100 険悪→普通→良好で3回の援助で計300
スマイル戦略(昨年の敵は今年の友)
ヴァジアルサーガに国家間遺恨のパラメーターが無い(と思われる)ことを利用した戦略。
今回の場合は同盟国と、同盟を破棄し、その年に攻め込む。次の年の外交フェイズで資金援助を繰り返し、関係を良好まで持っていく、そして同盟を結べば何事もなかったように自国エリアが増えている。今回は同盟結界内エリアでの行動の為、このターンに攻め込まれることはない。欠点としては、ある程度潤沢な金がないと、戦争の翌年の収入が追い付かず赤字のまま外交が行えないので、翌年を見越した戦略が必要な点。
天秤戦略(二虎強食ともいいますが…)
中盤から終盤によくありますが、均衡を保っている世界で、ある神国Aのエリアを集中的に削いでいくと、パワーバランスが崩れ第三国もAに攻め込み、その神国Aが滅亡する恐れがあります。すると、自国と大国との同盟が破棄され(場合によっては再同盟もできません)、窮地に陥る可能性があります。
そこで、プレイヤーとして、神国Aの国を制圧したら、スマイル戦略でAと仲直りして、バランスよくBの国のエリアを制圧していく方法をとると、自国を確実に成長させて、大国と渡り合える国力にできると思います。
自国が小国で正攻法では太刀打ちできない場合は、同盟結界を張り国力の増強をはかります。収支のめどがついたら、スマイル戦略や天秤戦略といった金銭外交で、地道に国力増強していけばと思います。
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Word by Wisder(Ver1.00 26/Nov/2006)
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StudioGIW(スタジオギウ)/ M.Sekiya