Wisderのゲームで脳トレ

ゲーム歴31年目の管理人が、ユーザー視点から余暇に楽しめるおすすめゲームを紹介しています。買うゲームに迷ったときに参考にして下さると幸いです。VAZIAL SAGA制作元StudioGIW最新作★キルツヴァルド★情報は随時更新!
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無双ぽいが全く違う次世代機の良作


『ブレイドストーム百年戦争』


部隊を率いる傭兵として名声を勝ち取れ!


プレイステーション3(以下PS3)にてコーエーから発売された新作『ブレイドストーム百年戦争』(後日Xbox360でも発売予定)の紹介です。家庭用ゲーム機ではPS3とXbox360でしか表現できないであろう描画性能にハマル人続出のゲーム性。発売週の売上も第2位でユーザーの関心の高さを伺わせます。無双シリーズでおなじみのω(オメガ)フォースが開発を手掛けていますので画面が無双シリーズに似ていますが、プレイした人からは『無双シリーズとは似て非なるゲーム』と言われます。いったいどんなゲームなんでしょうか。

ブレイドストーム 百年戦争 PLAYSTATION 3 the Bestブレイドストーム 百年戦争(通常版)


■概要
プレイヤーは英仏百年戦争の時代に生きる1人の傭兵となり、2国間のいつ終わると知れぬ戦争に参加します。味方する陣営は自由。さらにいつでも味方陣営は変えられます。戦場では数名から数十名からなる部下を率いて作戦目標を防衛または制圧するのが目的になります。戦場ではジャンヌダルクエドワード黒太子といったキャラが登場することがあります。彼等を自分が操作することはできません。共に戦い、あるいは敵として対峙することになるでしょう。


■海外マーケットを睨んだ舞台設定
日本で百年戦争といえば、世界史のときに勉強するかしないかの知名度です。(ただジャンヌダルクという人名だけなら知ってみえる方は多いのではないでしょうか。)


なぜコーエー定番の『信長の野望』『三国志』『無双』とかではなく、日本で知名度が低い場所と時代の新作ゲームをコーエーPS3ロンチタイトルとして送り出したのはなぜでしょう。(ガンダム無双の発売ははバンダイナムコ)


百年戦争は14世紀から15世紀のフランスとイングランドの争いです。海外では信長の野望や三国志よりもよりメジャーな場所と時代を扱ったということです。海外、欧州を中心に、次世代機の海外市場規模がそれだけ注視されているということなのです。北米を制する者がゲーム機市場を制すると言われているくらいで、悲しいですがかつての日本市場を制すれば世界を制するという時代から変化しています。日本ではマニア向けに位置するXbox360版で国内でもコーエーやバンダイナムコのメジャータイトルの発売が多いのも海外で最も普及しているXbox360の市場を睨んでのもので本作も例外ではありません。



■実際問題『英仏百年戦争』知らなくても大丈夫なのか


答えは、『全然大丈夫です』
百年戦争の舞台設定は『モチーフ』であって、ゲームの世界が史実を忠実に再現しているわけではありません。この為、正確な歴史を知っている必要はないです。イングランド・エドワード黒太子とフランス・ジャンヌダルクが活躍した時代も史実では約1世紀違いますし、架空のキャラもわんさか出てきます。当時のイングランドはフランスの一領主に過ぎず、イギリス王国対フランス王国という図式は正確には異なります。フランスの中で王位継承による内紛が起きていたという方が正確です。
百年戦争を知らない方でも、イギリスとフランスが争っていて、決着が着かない中、プレイヤーは傭兵としていつでも好きな陣営について部隊を率いて戦い続ける立場ということだけ認識していれば十分です。ゲームをプレイした後に、興味を持ったら史実を勉強しても遅くない程ですよ。


■このゲームの本当の面白さは、グラフィックの綺麗さではない!
プレイステーション3という高性能ハードで発売された作品のため、ハイビジョン画質の美しいグラフィックがゲームを印象づけています。逆にD4端子非対応のTVでは標準解像度の表示となる為、PS2並みの画像に見えてしまうかも…)しかし、私自身はこのゲームのおもしろいと感じる部分は、見た目のグラフィックではなく別のところにありました。その点をいくつか書いてみようと思います。


?自由度の高さ
フリーミッションという自由度はこのゲームの基本路線のため、緩やかなチェックポイントが設定されていますが、比較的高い自由度が重視されています。キャラメイク、兵法書の育成方法、装備雇用、参戦する陣営と戦場、戦場での進軍ルート等、プレイヤーによって進む道は皆異なります。スタートとゴールは決まっていて、ゴールへの道筋はプレイヤーにおまかせという感じです。
以下?~?は全てこの自由度の高さにおいて重要なファクターとなっています。


?製作者側の控えめな介入
日本製のゲームにしては珍しく、このゲームでは、制作側からのムービーなどを使った強制イベントはそれほど多いものではありません。ゲームを進めていると、適度に会話やムービーが流れてストーリーが進行していきます。しかしそれは、ゲームの進行を中断するものではなく、大きい戦闘の最初にムービーが流れ、すぐに戦闘画面に移行、または戦闘後の酒場でムービーが流れます。戦場場面自体で、プレイの流れを中断し、強制的にイベントが進むムービーは流れません。重要キャラに近づくと画面は切り替わらずに音声による演出になります。戦闘場面では契約条件を最優先に目指すもよし、メインじゃないエリアで自分なりの戦い方をするもよし、プレイヤーが思いのままに行動できるわけです。
?繰り返しの妙技
ゲームをやっていて分かってくることですが、このゲームは極論同じことを「繰り返し」、主人公を成長させながらゲームが進んでいきます。
野球ゲームでいえば1試合を百数十試合戦うペナントレースみたいな感じです。1試合がこのゲームの1戦場における戦いと思ってください。
同じことを繰り返すゲームは日本語としてあまりいい印象をもたれないかもしれませんが、本能的に人間は梱包材のプチプチつぶしなどが好きなように、何か繰り返す作業に快感を覚える様です。実際名作と呼ばれるゲームのほとんどが「繰り返し」を採用しています。(繰り返し使用されるゲーム内システムの一般例としてRPGの戦闘システム等があります。)
なので逆に同じ作業を繰り返すのが苦手な方には合わないかもしれません。(そういう方は一度体験版をダウンロードして試してみてください。)
?ランダム
このゲームは、かなりフリーミッション重視のためランダムの要素があります。?繰り返しにも関連することでもありますが、このランダムの多用は非常にうれしいです。
歴史的な合戦等、重要なストーリーを除いて、数ヵ所用意されている戦場から毎回戦略目標・支配下地域・部隊配置、難易度などがランダムに決まるので同じ展開はありません。基礎的な戦術や臨機応変な対応が求められます。(実際攻略本の内容も、こういった場合はこう戦え。この兵を率いる場合は?というHOWTO的な内容になっています。)
よく、せっかく占領した城が次の戦いで敵の手に落ちていて不満だ。という意見も目にします。このランダム設定が大きく関わっている訳ですが、私はこう解釈しています。100年も長い期間を戦う訳で、戦いと戦いの間はもしかしたら数カ月、数年あいているかもしれません。それに主人公は戦場の助っ人であり、一人の傭兵にしか過ぎません。領地は参戦戦場以外で支配する立場にありません。支配するのはあくまで王族なのです。主人公が参戦しなかった戦いで大きく戦局が動いたかもしれないのです。その間に何があったのか想像するのも楽しいものです。


 


■このゲームは大きく分けて2つのパートから成り立ちます。


■編成パート…ここでは、傭兵が集う酒場で、武器や防具の購入、傭兵を雇用、情報収集、百年記と呼ばれる戦いの記録を小説風にした回顧録を閲覧することなどがができます。ここで依頼が来ている戦いの中から、次の戦いの契約(戦闘エリアと所属陣営)を結びます。酒場では重要イベントには『!』マークがついていますので見逃さないようにしましょう。


■戦闘パート…戦闘の契約を結ぶと戦闘パートに移行します。まず出撃前のエリア全体を表示する画面になります。ここでプレイヤーが出陣する戦闘拠点(城や監視塔など)を決定します。攻撃&防御目標地点、敵味方NPC(ノンプレイヤーキャラ…コンピュータが操作するプレイヤー以外のキャラクター)部隊長の位置も把握できます。戦闘に期限が設定されている場合や、劣勢に立たされているような場合などは最初の出撃地点の選択は特に重要です。初心者のうちは、強そうな部隊(エドワード黒太子等)と一緒に行動するといいと思います。出撃地点を設定していよいよこのゲームのメインディッシュに移ることになります。


さあ、戦いだ!


CMをはじめ、この戦闘画面が流されているように、このゲームのメインパートです。先ほどの出陣を決定した場所にプレイヤーキャラは現れます。視点は後方から見た感じです。一見すると無双シリーズに見えますがまったく違います。戦闘パートがはじまるとプレイヤーは1人です。部下はいません。そのまま無双シリーズのように1人で敵陣に突っ込むとまず袋叩きにあって終わります。じゃあどうすればいいのか?部隊を指揮して部隊で戦うのです。それが「ブレイドストーム」戦闘パート最大の醍醐味です。主人公のキャラクターは最初1人で出陣します。しかし、2つの方法を活用して戦場で部隊を率いることができます。


「戦場の味方部隊を率いる」…戦場の防御部隊以外の部隊はプレイヤーが部隊長になることができます。方法は簡単、部隊長の近くに行って部隊長の上のマークが光れば、そこで【×】ボタンを押すだけです。瞬時にその部隊を率いることができるようになります。防御部隊など一部の部隊を除いて率いることができます。部隊の指示を止める場合はもう一度【×】を押せば、主人公1人だけの状態に戻ることができます。その部隊はAI部隊に戻り、AIの判断で動き始めます。このシステムのために、使用する部隊を敵対する部隊に有利なように合わせて変えていくことが可能です。


「酒場で雇用した傭兵を呼び出す」…上記の方法で唯一不便なのは、使いたい部隊を選べないことです。使いたい部隊自体が戦場にいないかもしれない。ゲームに慣れてくると40種もある兵種の中から、自分の得意とする兵種が出てくると思います。その兵種をいつも使いたい!それができるのがこのコマンドです。最大3種類の部隊をあらかじめ雇用することが可能です。【L2】+【□か△か○】で簡単に呼び出すことができます。酒場で事前に雇用しておくことが使用の条件となります。戦場では使用可能回数までなら、即座に雇用部隊を呼び出すことができます。3種類を雇用できるので、タイプの異なる歩兵・騎馬・弓兵というストックにしておくもよし、騎馬・騎馬・騎馬というストックにしてもよし。それはあなたの自由です。ゲームが簡単に感じてくる上級者の方は、あえてこの雇用部隊を使わずにゲームを進め、戦場にいる部隊だけでゲームを進めていくのもおもしろいかなと思います。


部隊を率いているとはいっても、敵も数個部隊の集団となる「軍団」という単位で向かってきます。プレイヤー部隊だけで任務を達成しようとするのは敵の軍団に遮られることとなり困難です。必ず味方部隊(軍団)との連携が任務の成功、早期達成に必要になることでしょう。無双シリーズと大きく異なる点です。


部隊を率いたプレイヤーが次にすべきこと。それは契約目標の達成に向けて戦場を駆け回ることです。達成に向けて制作側から決められた道筋は用意されていません。最低限の目標として、防御すべき目標と占拠すべき目標、それを達成しなければならない日数による期限が定められていますが、今の状況下でどの味方部隊と協調しながら、どういう進軍ルートで目的を達成するかは、プレイヤーに任せられています。


戦闘中に部隊の士気が最高値になったときに、ゲームタイトルにもなっている『ブレイドストーム』が発動し、一定時間は無敵状態になります。『ブレイドストーム』状態をうまく利用して展開を有利に進めましょう。


戦闘は夕方になると終了します。1日の終了後指揮していた部隊は無くなります。作戦期限が来ていなければ、翌日を迎えるわけですが、主人公は1人の状態に戻ってからのスタートになります。


またこのゲームにはサブクエストが結構用意されており、依頼を受けたり、アイテムを集めたり、戦場の敵将を全部倒すといった特定条件を満たすと、イベントが発生したり、特別なアイテムが手に入ったり、百年記に追記されたりします。(こちらは公式ガイドブックの下巻で網羅されています。)


戦闘パートは以下の条件で終了します。


任務を達成したとき
作戦期限が到達したとき
主人公キャラが戦闘不能状態となったとき


ゲームオーバーがない。
このゲームでは戦闘で主人公が戦闘不能になっても、ゲームオーバーにはなりません。酒場に帰って再チャレンジです!



ハードディスクインストール対応
PS3標準装備の内蔵ハードディスクにゲームをインストールできます。
約2ギガの空き容量が必要(ブルーレイの容量からするとアクセスの頻繁な部分をインストールか?)となりますが、ローディング時間の短縮と、ブルーレイディスクプレイヤーを動かす回数が減る(→再生装置の寿命が延びる)ので買ったら即インストールをオススメします。インストール後も起動にゲームディスクは必要になります。


■気になった点をいくつか
・普通のテレビでは辛いかも
このゲームは、ハイビジョン画質の為に、テレビがたとえワイドテレビや地デジ対応D3(1080i)でも、その上位のD4端子入力(720p)に対応していないと、本来の表示を縮小して表示するために字が小さくなってプレイしにくいと思います。D4非対応のテレビで購入検討の方は注意が必要です。


・処理落ちします
出てくるキャラの規模が100人規模になると、処理落ちします。PS3の能力の限界か、まだPS3の能力の数割しか使い切っていないか私には分かりませんが、『ガンダム無双』は滑らかに動いてましたので処理落ちはないとばかり思っていたので残念でした。


・マップが見にくい
戦闘画面で右上に地図が表示されていますが、広域マップはハイビジョン画面でも自軍の位置や方向など少し見づらいので、改善して欲しかったなと。自身はハイビジョン画質でのプレイですがそう感じました。


・見た目無双と間違える
無双シリーズと思って買われた方がびっくり(がっかり?)されるようです。



■バグ情報
このゲームの後半『特殊戦闘』という場所には個人レベルでは対処不能のバグがあります。運悪くバグに遭遇してしまった場合、コーエーサイドでバグが起こってしまってからのセーブデータの修復という対応は取っているようです。できれば、修正パッチや無償交換等を行なって、プレイヤーにバグが発生しなくてもすむような対応策を期待したいところです。
あと、自身のプレイ中2回ほど、画面が止まって音楽だけが流れている、電源も切れないので危険ですがハードから電源を落とさないといけないという事態が起こりました。発売時期がさらに半年延びても、この辺りはきちんとしておいて欲しかったという思いがあります。非常にもったいないです。
バグ関係で自身の例をあげるとPS2ソフト『ソウルクレイドル』は買う気だったのですが、発売後すぐに大きなバグの存在が明らかになり、それは修正や交換対応されない為、どうせ廉価版が出るだろうしと買うのをやめたソフトもあります。廉価版だと機能が増えていて、バグも修正されて、値段もお得だと思ってしまうんですよね。1番発売するのを期待して高いお金出して、初回版を買った人が、初回版購入者はデバッガーか?廉価版の方が特だから待とう、と思われた時点で今までの信頼はガタ落ちです。(ならば初回版に限定や特典を増やせばいいというものではないです。念のため)
バグは無いにこしたことはありませんが、近年複雑化するゲームでバグの発生がほぼ不可避ということ。ならば次世代機は遂に標準仕様でハードディスク&ネットワークという翼を手に入れました。それにより家庭用ゲーム機で、昔ながらのディスクの交換サポート(初期ロット不良交換の例としてPS2『アドバンスト大戦略』、Wii『フォーエバーブルー』がある)という時間とお金をかけなくても、PCでは当たり前のオンラインで修正版パッチ配布が当たり前になる環境を期待したいところです。


■最後に…
これは希望ですが、TGS2007年でプレスリリースされた新コントローラー『デュアルショック3』の振動対応、オンライン対応(無料で)、データで今より詳細な自身の年表が表示されるだとか、今後のシリーズ展開が非常に楽しみなタイトルです。
今回は非常に長々と長文にお付き合いいただきありがとうございました。
繰り返し戦場で戦うメインパート。成長させていったり、アイテムを収拾したりとRPG要素もあり長く遊べる長期戦覚悟のゲームです。

ブレイドストーム 百年戦争 PLAYSTATION 3 the Bestブレイドストーム 百年戦争 PLAYSTATION 3 the Best
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